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【地震の避難】本当に大丈夫?避難する前に確認しておきたいポイントを解説!

地震発生時の避難について、「すでに避難経路を確認している」という人も多いでしょう。しかし、いざ避難をするとなると、混乱してしまうケースが多々あります。

実際に地震が発生してもスムーズに避難できるよう、地震発生時の避難タイミングや持ち物、住まいのタイプごとの避難方法など、大切なポイントをチェックしていきましょう。

地震が発生したときの避難するタイミングは?

日本は言わずと知れた地震大国です。住んでいる地域によっては、小さな地震なら珍しくないところもあります。「このくらいの揺れなら大丈夫」と、慣れてしまっている人もいるかもしれません。

では、どれくらいの揺れの大きさから、どのタイミングで避難をすればよいのでしょうか。

そこを見極めるために、まずは震度別に想定される被害範囲について確認しておきましょう。

たとえば震度4以上の地震では、以下のような被害が想定されます。

この「震度別の被害」を把握しておけば、地震発生時の行動指針が決めやすいです。お住まいの地域によってリスクのレベルが違うので、状況に応じてできるだけ早い段階で避難しましょう。

さらに国が発する「警戒レベル」も確認して、避難に踏み切ることも大切です。

参照元:政府広報オンライン「「警戒レベル4」で全員避難です!防災情報の伝え方が5段階に」
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201906/2.html

最高レベルで避難するものだと思われがちですが、実際は警戒レベル4で「安全な場所へ避難」つまり、全員避難することとなっています。また、警戒レベルが4に達していなくても、状況に応じてすぐに避難できるようにしておきましょう。

警戒レベル5の状態は、場所によっては甚大な被害が発生している場合もあり、安全に避難することが困難な可能性もあります。そのときの状況にあわせて、自治体が発する情報を参考にしながら命を守ることを優先した行動をとりましょう。

避難する前にやっておくべきこと

実際に地震が発生した場合、最初にやることは何でしょうか。これまでに解説してきたように、避難を第1に考えるのはもちろんです。しかし、その前にやっておくべきことがいくつかあります。

地震発生時は身の安全確保

地震発生時は、まずは身の安全を最優先に行動しましょう。大きな揺れを感じたからといって、いきなり外に飛び出るのは危険です。まずは、家の中でも物が少ない場所(廊下や玄関など)に移動し、揺れが収まるまで様子をみましょう。

地震直後は落ち着いた行動を

揺れが収まったら火の元を確認しましょう。転倒・落下した家具やガラスの破片に注意しながらドアや窓を開け、逃げ道を確保します。家族の状態を確認したら、屋内でも靴を履いておきましょう。そうすることで、散乱した物やガラスから足を守り、いつでも外に逃げることができます。

避難する前に、防災セットや非常用品を手元に準備。ラジオがある場合は、災害情報や避難情報をチェックするようにしてください。

住まいのタイプで異なる避難方法(戸建編)

戸建に住んでいる場合は、揺れが収まってから家族とともにまずは地域集合場所に避難します。地域集合場所とは、町会や自治会などの単位ごとに集まる場所です。

地域集合場所では、近隣住民の安否確認や負傷者の応急手当を実施しています。そして被害状況を報告し合い、自宅に被害がある人(自宅で生活が困難な人)は指定避難所(一時的な共同生活拠点)へと移動することになります。

住まいのタイプで異なる避難方法(マンション編)

マンションの場合は、火災がなければ自宅に留まる在宅避難が基本となります。なぜなら、マンション自体が耐震性と耐火性に優れているからです。

ただし、大きな揺れによってエレベーターが停止する可能性は高いです。エレベーター内に取り残される事態を防ぐためにも、地震発生後はできるだけ階段を使用しましょう。

地震で配管が損傷すると、自宅の水回りから汚水が漏れたり、逆流したりするケースがあります。そのため、配水管の確認ができるまでは、できるだけ水を流さないほうが賢明です。

家族の安全が確認できたら、フロアごとに声かけや見回りをします。そうすることで、建物内の異常をいち早く把握することが可能です。

どんな住まいでも備えは大事!持ち物、避難場所・経路、地震保険 

住まいのタイプを問わず、日ごろから災害に備えておくことが大切です。備えの種類は大きく3つ。持ち物、避難場所・経路、地震保険です。

持ち物

非常時に必要なものは、すぐに持ち出せる場所にまとめておきましょう。飲料水や非常食、ランタン、ラジオ、簡易トイレ、ブランケット、ティッシュなどがあると便利です。

このような緊急時に必要なものを1つにまとめて、玄関やキッチンなどに置いておけばすぐに避難にうつることができます。クローゼットの中など、すぐに取り出せない場所には置かないようにしましょう。

避難場所・経路

避難場所の確認も、備えには欠かせない要素です。国土交通省のハザードマップポータルサイトなどで、ハザードマップをチェックしておきましょう。災害の予測発生地点や被害拡大範囲、避難経路、避難場所などの情報が確認できます。

地震保険

地震による被害が発生したとき、地震保険は大きな備えとなります。一般的な火災保険だけでは地震による被害の補償は基本的にはありません。地震保険に加入することで、当面の生活資金を賄うことができます。

地震保険で備えられること――地震保険の基礎知識

地震保険は、火災保険では支払いの対象外となる地震・噴火・津波(地震や噴火が原因のものに限る)に備える保険です。単体での契約は認められておらず、火災保険とセットでしか加入することができません。

補償対象は建物と家財で、火災保険の保険金額の30%~50%の範囲内で保険金が支払われますが、建物は5,000万円、家財は1,000万円という上限が設けられています。

しかし、ジェイアイ傷害火災の地震保険『地震+プラス』では、地震補償を100%受け取ることができます。家財だけに補償をつけることができるなど、ご自身に合うプランを設定することができ、かつ加入の幅が広いなど、多くの特長を持った保険になっています。詳しくは下記サイトをご参照ください。

まとめ

大規模な地震は、建物だけではなく命にかかわるほどの災害です。いざというときに役立つのは、冷静な判断と事前の備えであることは間違いありません。ただなんとなく備蓄をしているだけでは十分な準備とは言えません。天災はいつ起こるかわからないものなので、大切な家族を守るためにも「持ち物、避難場所・経路、地震保険」の準備・確認をしっかりとしておきましょう。

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