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【地域の防災】楽しく学べる!大阪の防災学習スポット3選!

2021年8月に発信しました本サイトの記事「【地域の防災】大阪で地震・災害に備えるには!」で、大阪で直面する可能性のある災害のリスクと災害に備えるための防災コンテンツについてご紹介しました。本記事では、前回ご紹介しきれなかった大阪府の防災コンテンツをご紹介いたします。 

今回ご紹介するコンテンツは、大阪府で防災について体験学習ができる施設です。これらの施設は、楽しみながら防災の知識やスキルを身につけることができます。ぜひ、ご家族やご友人と一緒に訪れてみてください。

【地域の防災】大阪で地震・災害に備えるには!

津波・高潮ステーション

津波・高潮ステーションは、大阪府西大阪治水事務所が所管する防潮堤や水門の津波・高潮防御施設の一元管理を行う「防災棟」と、府民の防災意識の向上を目的とした「展示棟」を併せ持つ施設です。

「展示棟」では以下の「起承転結」に沿って展示されています。

【起】海より低いまち大阪

海抜0メートル地帯である大阪のとある町の風景を再現した展示と床面を海面に見立てた展示により、大阪の町が海面より低いことをリアルに感じることができます。また、映像・音響・照明の複合演出により、大阪に台風が来たらどうなるか想像力を掻き立てる展示となっています。

【承】災害をのりこえ着実な高潮対策

過去の台風により発生した高潮災害の被害写真やニュース映像、水没した大阪の町を再現したジオラマなどで高潮災害の悲惨さを伝えています。その他に、高潮に備えて整備された防潮施設や洪水・高潮が発生した時に地域を守る水防団についても紹介しています。

【転】高潮とは異なる津波の脅威

高潮と比べて細かな発生予測が難しい津波の恐ろしさについて、映像シアターを通じて感じることができます。南海トラフで発生するといわれている地震や津波のメカニズム、想定される被害規模や被災地域などを空撮写真や3Dハザードマップといった多様な展示で楽しく学ぶことができます。

【結】津波災害から生命を守る知恵

地震や津波など災害に関する文献や資料などが展示してあり、身を守るための正しい知識と行動を学ぶことができます。また、東日本大震災での津波の映像や当時の新聞なども閲覧することができ、津波災害の実態を振り返ることも可能です。

消防局防災学習センター

消防局防災学習センターは、東大阪市消防局内に設置されている防災教育施設です。様々な体験コーナーや展示があり、災害や防災に関する知識について学習することができます。

体験コーナーの一部を、以下にご案内します。

地震体験コーナー

阪神淡路大震災や東日本大震災といった過去に発生した地震の揺れを体験することができます。将来発生する可能性のある地震の恐ろしさを直に感じることができ、より防災に対する意識が高まります。

煙避難体験コーナー

煙が充満した部屋の中で非常口を目指して進むことで、実際に火事が発生したときの避難を体験することができます。誘導灯を確認しながら進んだり、煙を吸わないようにしゃがんで進んだりと非常に臨場感あふれる体験コーナーとなっています。

被災地体験コーナー

地震が発生した後の町並みを模したエリアを実際に歩いて、地震直後の町に潜む危険箇所を学習することができます。町並みはとてもリアルに作りこまれていてショッキングな風景となっていますが、だからこそ地震が発生したときにどんなことに注意するべきかをより実感をもって学ぶことができます。

大阪市立阿倍野防災センター「あべのタスカル」

大阪市立阿倍野防災センター「あべのタスカル」は、大阪市阿倍野区にある防災教育施設です。南海・東南海地震や南海トラフ地震などの大災害に備えるため、防災に関する知識と技術をツアー形式の体験コースを通じて学習することができます。

体験コースで学習できる内容の一部をご案内いたします。

タスカルシアター

高さ6mの巨大スクリーンに、建物が倒壊するときの映像などが映し出され、災害の恐ろしさをリアルに体感することができます。映像に合わせて流れるガラスの割れる音も相まって非常に迫力があります。

減災を学ぶ

住居の一室を模した部屋の中で、地震発生直後から避難するまでの間に取るべき行動を学ぶことができます。地震が発生したら机の下に隠れる、ガスコンロは止めてガスの元栓を閉める等の行動を実際に行いながら学べるのでより身に付きます。

津波避難を学ぶ

大阪の街並みを再現したエリアに実寸大の津波の映像を投影することで、津波の怖さを学ぶことができます。投影されている津波の映像は、ビルの2階くらいの高さまで達しており、実際に発生したときはどこに避難したらよいのか考えさせられます。

まとめ

大阪は過去大きな地震の被害を受けたこともあり、非常に充実した防災施設が設置されています。楽しく学ぶことのできる施設ばかりですので、夏休みのお出かけ先にもおすすめです。本記事では紹介しきれなかった展示や体験コーナーも数多くございますので、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

※施設詳細

〇津波・高潮センター
 開館時間  午前10時~午後4時
 休館日   火曜日、土曜日、年末年始
 (台風接近時には、防災活動のため、臨時休館となる場合があります。)
 入館料   無料
 Webサイト:https://www.pref.osaka.lg.jp/o130350/nishiosaka/tsunami/index.html
〇消防局防災学習センター
 開館時間  午前9時30分~午後5時
 休館日   月曜日、12月29日~1月3日
 (月曜日が祝日の場合は翌日)
 入館料   無料
〇大阪市立阿倍野防災センター「あべのタスカル」
 開館時間  午前10時~午後6時
 (入館の最終受付は午後5時30分)
 休館日   水曜日、毎月最終木曜日、年末年始(12月28日~1月4日)
 (水曜日、毎月最終木曜日が祝日の場合はその翌日)
 入館料   無料
 Webサイト:https://www.abeno-bosai-c.city.osaka.jp/tasukaru/

 

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